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DESIGN × LP × SEO

LPにSEOは必要?
クライアントに説明できる
デザイナーになる

May 14, 2026
READING TIME:7 MIN

ランディングページの案件を引き受けると、打ち合わせ中にこんな質問が出ることがある。

LPにもSEO対策、お願いできますか?

クライアントとしては、せっかく作るなら検索からも来て欲しいし、とにかく多くの人に見てもらいたい。気持ちはよく分かる。でもここで「もちろんやります!」と二つ返事で引き受けるのは、実はあまりよくない。なぜなら、LPとHPは、そもそも役割が違うページ構成・集客手法だから。よく考えずに引き受けると、後で「思ったほど検索から人が来ない」と揉めることになる。

この記事では、なぜLPとSEOは噛み合わないのか、それでも最低限やっておくべき設定は何か、そして「LPにもSEO対策して!」と言われた時にどう返せば信頼を失わないのか、を順番に整理する。

結論を先に

細かい話に入る前に、結論をシンプルに言うとこうなる。

じゃあ「なぜそうなるのか」と「LPでどこまでSEO対策打てるのか」をひとつずつ見ていく。

そもそもLPって、何をするページ?

SEOの話に入る前に、LPの特徴をざっと整理しておきたい。

つまりLPは、「今、目の前にいる見込み客に、ここで決断してもらうための営業ツール」。読み物でも、情報提供でもない。

LPとHPは、そもそも役割が違う

同じ「Web集客」に見えて、LPとHPは狙っているお客さんも、設計の考え方も、全然違う。

— LP
今すぐ申込みさせる

広告から来た人に行動してもらう
1ページで決断させる。

vs
— HP
長期で集め続ける

検索から来た人を複数ページで成約まで導く
SEOで長期的に集客に繋ぐ。

LPは「今この場で買ってもらう」、HPは「将来の見込み客を育てて集める」。役割を混ぜると、どっちつかずになる。

LPがSEOと相性が悪い理由

LPの「特徴そのもの」が、実はSEOにとって不利になる。

つまり、「色々なキーワードで検索から幅広く人を集めたい」のにLP1枚で勝負するのは、相当ハードルが高い。検索エンジンから見ると、「このページ、何の専門なの?」が伝わりづらい構造になっている。

でも「LPにSEOは一切不要」というわけでもない

絶対NGではなくて、こういうケースではLPにもSEOを入れる価値がある。

LPでやる「最低限のSEO」チェックリスト

ここまで前提を共有した上で、デザイナーがLPで最低限やっておくべきSEO設定。クライアントに「これだけは入れてます」と言える項目は以下。

基本設定

コンテンツ構成

画像まわり

技術面

※ ここに出てくる h1/meta/alt などの基本用語は、別記事「デザイナーが押さえるSEOの基礎」でもう少し詳しく記載あり。

「LPにもSEO対策してほしい」と言われた時の答え方

そういう時、私はこう答えている。

LPには基本的なSEO設定はきちんと対応いたします。ただ、検索で広く集客するのはLPだけだと限界があるので、長期的なSEO集客はホームページやブログ側に注力することをおすすめしています。

もう一歩踏み込む時は、こう。

このLPは広告からの申込を増やすことに特化して作ります。SEOは「タイトル・見出し・altなどの基本部分」までは対応して、本格的なSEOによる集客はホームページ側でやる、という分担が一番効率的です。

これが言えるだけで、クライアントは「この人ちゃんと考えてくれてる」と感じる。

「ホームページを優先しましょう」と言っていい場面

LPよりも先にホームページのSEOを提案した方が話が通りやすいのは、こういう条件。

こういう時はストレートにこう提案できる。

本気で検索から集客したいなら、LP単体ではなく、ホームページ+ブログをしっかり作った上で、必要なところでLPを組み合わせる方が、結果的にコスパが良いですよ。

こう言えるデザイナーは、もう作り手じゃなくてマーケのパートナーとして見られる。

最後に

「LPにもSEO対策して!」と言われた時、ただ「はい」と引き受けるのは、デザイナーとしてもクライアントとしてもベストじゃない。

大事なのは、LPは何のためのページか、SEOは何のための仕組みか、その2つの役割を切り分けて説明できること。そうすれば、「LPには最低限のSEOを入れて、本格的なSEOはホームページ側でやりましょう」という、お互いに納得のいく分担が見えてくる。

— RULE OF THUMB

LPは広告の着地点。SEOはサイト全体の長期戦。同じ「Web集客」でも、使う場所も戦い方も違う。

役割を切り分けて、最低限やる範囲と、別途必要な施策をはっきり分けて提示できる。それが、ただ納品して終わるデザイナーと、案件を任され続けるビジネスパートナーとの分かれ目になる。

by Shio